1971年 島根県松江市生まれ
1994年 国立山口大学 経済学部 卒業
1994年 呉市 リベラ㈱(社長室企画室ほか配属)
1999年 広島市 建修技術学校 建築科 夜間部 卒業
2000年~ 塩見設計(構造設計)
2002年~ 坂本建築設計アトリエほか(意匠設計)
2005年~ ㈱塩見(耐震設計)
2008年~ イシクラカズヒロ構造アトリエ設立
一級建築士大臣登録 第344060号
構造設計一級建築士 第9920号
宅地建物取引士(広島)第019725号
フラット35 適合証明技術者
既存住宅状況調査技術者
広島市マンション耐震診断資格者
広島市木造住宅耐震診断資格者
広島県ヘリテージマネージャー
日本建築構造技術者協会(JSCA)会員
NPO法人 建築リニューアル支援協会 理事 ほか
イシクラカズヒロ構造アトリエは、広島市を拠点とする耐震と木構造に特化した構造専門の設計事務所です。
起業するまで
代表の石倉和浩は、島根県の松江市の出身。専業農家に生まれ、小さい頃から、独立を目指していました。
山口大学の経済学部を卒業後、一代で会社を築いたベンチャー起業家の呉市の海運会社に就職。船主をネットワーク化し、事業の企画からファイナンスまで統括するスケールの大きい事業でした。船は「動産」、これを「不動産」に置き換え、小さくても1人でできる仕事が面白いと思い、27歳で建築業界に転職します。
やりたいことを仕事にすること
最初にたまたま構造専門の設計事務所に入ったのが、今につながっています。
新築の構造設計をしていた頃、面白い空間をビジネスとしてつくり上げる「リノベーション」という分野と、耐震補強をしっかり行う青木茂氏の「建築再生」の手法を知りました。
当時の上司に「建築再生みたいな仕事ありますか」と質問すると、「あるわけない」と返答され、「だったら自分でやろう」と思ったのがきっかけでした。
その後、リノベーションの全てを知りたいと思い、アトリエ系の意匠事務所も経験し、自分の活きる役割は「構造」と決め、その中でも耐震設計の習得に励みます。
自分でやってみる
2007年、自社で建築再生のサンプルとして、広島市に4階建てのミニビル(自邸)を購入し、改修予算1000万円で「減築・再生」しました。
物件選びは、築20年以上の割安な物件に絞り、購入前に建物調査、耐震診断を行い、補強工事をして、検査済証を取得しました。権利関係の確認、登記または税制の優遇手続きなど構造以外のことも自分で行いました。
きちんと稼ぐこと
2008年に個人事務所を開設し、面白いプロジェクト、建築家のお手伝いをしたいと思い、木造住宅などの新築構造、および増改築、建築再生の耐震設計に特化しました。
事務所の組織化も一時考えましたが、社会性と経済価値の両方を与える新しいコトに、自分のペースで取り組みたい、と個人事務所のままで仕事しています。
社会に貢献すること
中古物件の流通活性化、ストック活用において、建物の質が課題とされるなかで、耐震性を活かした耐震リノベーション、建築再生をより広く・深くを目指しています。
また、木造建築のように簡便に増改築できる建築システムは、日本以外ない面白い存在です。
近年は木造建築でも耐火建築物が可能になり、「木」が新しい材料として注目されています。また、地域材の利用を積極的に行うことで、地域経済の活性化に貢献する可能性もあります。
軽量で、構造体として現すことができ、エネルギー吸収できればなお面白い、と木構造を追いかけています。
農園ファームの設立を目指して
現在2024年4月の開園を目指し、農園プロジェクを進めています。
「体にいい・美味しい」果樹や野菜の通年自給、半農半○○を目標にしていますが、地域活性化や、都市緑地生産法、屋上活用などにも繋がれば面白い、と考えています。