ここでは当社の特徴をご紹介いたします。
当所は耐震と木構造に特化した構造専門の設計事務所です。
文系出身の異色の経歴
代表者は、山口大学の経済学部出身。27歳で建築業界に転職し、“建築再生”の全てを目標に、構造事務所のほかにアトリエ系の意匠事務所も経験し、役割を構造に特化しました。
自邸で再生建築をやってみる
2007年に、再生建築のサンプルとして、広島市に4F建て都市型ビル住居(自邸)を購入し、改修予算1000万円で減築・再生、活動を始めました。
建物の現地調査、耐震診断を行い、補強工事をして、検査済証を所得。権利関係、登記、税制の手続き等、構造以外のことも自社で行っています。
耐震性を活かした再生建築をより広く・深くを目指しています。
豊富な耐震計算の実績
これまで公共系建築物や民間建築物など、これまでの耐震実績は100棟以上。
ビル、マンション、工場、倉庫、古民家など、10F建てSRC造から平屋建て木造まで、全ての構造種別の建物を耐震診断・耐震補強してきました。
新築、増改築の実績も多数
新築の構造計算も、木造軸組構法からRC、WRC、S、SRC造まで実績多数。
新築については、現在も個人住宅を中心に活動を行っています。
また、増改築、大規模修繕、用途変更などは、構造に関わる法令は複雑なので、現地調査は勿論、役所への事前相談から構造サポートしています。
これまで耐震と新築を合せると 250棟以上の構造計算を手掛けてきた経験とノウハウを活かして、増改築、建築再生の構造サポートをしています。
木造住宅の耐震改修
古い木造住宅の耐震改修のスキルアップに取り組んでいます。木造住宅の耐震化促進には、補助制度の活用、安心・安全の目標設定、詳細診断の習得、安価な耐震化工事の実現などが必要と考えています。
古民家、伝統的構法
伝統木造に関して、構造計算適合判定を一定の条件下で不要になる予定です。
古民家、および地域材を活用した温熱環境によい伝統的構法の要望は多いため、木構造の靭性能を活かした「限界耐力計算」で、確認対応すべく取組中です。
古民家、伝統的構法などのご相談も承りますので、お気軽にご相談ください。
ここでは当社の強み、選ばれる理由をご紹介いたします。
新築でなく既存建物を利活用し、増改築や用途変更を検討する案件が増えてきましたが、そのためには、既存建物の状況確認、行政と事前協議が不可欠です。
構造法規は複雑で、構造のハードルが高い場合がありますが、確認申請を行えば、検査済証の再取得が可能です。
旧耐震の場合、耐震補強により、新耐震基準と同等の耐震性を確保できます。また、評価取得を行えば、補助金の利用も可能です。
当所は、既存不適格建築物の増改築、建築再生の構造サポートをトータルで行っていますので、お気軽にご相談ください。
新築、増築時に検査済証を取得していない既存建物が多々あり、増改築や用途変更のために、確認申請の提出ができないというご相談も増えています。
ガイドライン調査を行えば、確認提出できるようになりましたが、現況建物が違法状態の場合など、民間検査機関による受付が難しく、調査と行政と協議を積み重ねてクリアーしていく必要があります。
当所は、ガイドライン調査、構造調査などのご相談も承っておりますので、お気軽に相談ください。
既存建物を活用したいが、構造図が現存しない場合、図面の復元、躯体調査などが必要になります。
図面を復元する場合、時間、コストが過大になるため、実空間を3Dで記録・保存できる赤外線スキャンカメラを導入しました。3D測定機能により、図面がない建物空間の実測が可能になります。
また、3DカメラのデータをBIMに読み込み、編集することで、時間、コストの軽減をトライしています。
Is≧0.60を満たさずとも、1階ピロティ柱のみを補強する、減災補強のご相談も増えています。近年の地震動は、想定を数倍上回っていると云われていますが、ピロティ柱を補強すれば、減災効果はかなり見込めるため、是非ご検討ください。
また、地震の大きさごとに、建物の地震被害、機能維持の目標を決める耐震性能グレードの検討も取組中です。耐震性能により、被害の軽減、事業継続、修復費の低減などにメリットがあります。
既存木造については、変状、劣化部を考慮した残存性能評価にトライしています。古民家など、既設木造の耐震性に反映できればと思います。
広島県近郊だけでなく、東京地方、地方出張など、全国に出張しての対応も可能です。
遠方の方も、耐震性のことでしたら、どのようなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。